#28 宮崎翔(12期・2011年卒業)1つの目標に向かって頑張ること

こんにちは!
12期生の宮崎翔と申します。

私は小学5年生の時にヴェルディ相模原大野台校のジュニアスクールに入り、その後ジュニアユースに上がり、中学3年生までの5年間お世話になりました。

ヴェルディ相模原に出会えたきっかけは、現在モンテディオ山形に所属している南秀仁選手の影響がありました。

幼稚園の頃から近所に住んでいたこともあり、いつも近くでプレーを見ていて憧れがあったので、技術面では遠く及びませんが同じチームでサッカーをしたいという強い気持ちがあり冒頭の通り大野台校スクールに入団しました。

大野台校スクールで特に印象に残っているのはコーチ陣が混ざった6対6のミニゲームです。
小学生相手に本気のコーチ陣が容赦なくプレーしてくる、特に全力でスライディングしてくる恐怖感や緊張感など全てが新鮮でした。



最初はミニゲームに臨む上でネガティブな想いもありましたが、次第に年上相手でも絶対勝ってやる!という闘志に変わっていった事から楽しみが増えたのを子供ながらに感じていたのを覚えています。

当時は地元のサッカーチームに所属しながらスクールに通っていましたが、所属チームで経験したことがない環境の中でサッカーをやっていくうちに、私の中でヴェルディ相模原の魅力に引き込まれ、もっとこのチームでやりたい!上手くなりたい!という思いが強まり、ジュニアユースに上がりました。

ジュニアユースでは小学生時代に県大会で上位の成績を残した子や、市トレセンだった子など、各チームのエースとして活躍していた選手ばかりが在籍していたため、想像していた世界より遥かにレベルが高く、毎日上手い人達の中で練習について行く事だけでも必死で、よく家の玄関先で寝てしまっていました。

そんなジュニアユース時代の中でも特に印象に残っているのが、フィジカルトレーニングです。練習の時の罰ゲームや、試合に負けたあとの走り、その他に走りだけの3部練習、フルコートを使った大シャト、若あゆでの坂道ダッシュ、城山ダムの散歩道を走ったり、毎回タイム付きでタイムに入れないと連帯責任で1セット追加、練習の遅刻や無断欠席の子がいると1セット追加など、活動には常にそれが付き纏いました。コーチの誕生日が終わっちゃったから、というよく分からない理由が出てきた時は流石に笑いましたが…とにかく地元中学校の陸上部より走った自信があります(笑)

しかしそんな中みんなで声を掛け合い、タイムに入れない子にもみんなでフォローし、1つの目標に向かって頑張ること、苦境を乗り越えていくことによって徐々にチームとして一体感、団結力が増し、走り負けないチームへと変わっていったことを覚えています。

キツいフィジカルトレーニングを終えた時のあの達成感は何にも変えられないものであり、仲間のおかげで辛くても辞めようとすら思うことなく楽しく過ごす事ができ、今ではいい思い出だったとよく皆でお酒を飲みながら話したりしてます。


もう1つ思い出に残ってることは、ヴェルディ相模原で私の人生で初めて海外遠征というものに参加させて頂き、でブラジルに行かせてもらったことです。

名門サンパウロと試合した時にはグランドが沢山あり、スタジアムにホテル、学生寮に学校、更にはリハビリセンターや歯医者など日本では考えられない充実した設備と厳重な警備に圧倒されたのを覚えています。

授業終了のチャイムと同時にスパイクを持った子達が一斉に校舎から出てきた風景はさすがサッカー王国だと思う瞬間でした。

試合は同い年だと思えない体格の子達ばかりで、何も通用せずボコボコにやられた記憶があります。上手い・速い・汚い・激しい。日本では上手い選手はスマートで、技術レベルの劣る恵体の選手が激しく汚いイメージがありましたが、ブラジルではその全てがセット、それら全てを備えていて当たり前なんだとその時感じたのを覚えています。

別日にはコリンチャンスとも試合をさせてもらいましたが、アジア人だと舐められて年下と試合をさせられ、同学年の相手選手が隣のコートで楽しそうに練習していて悔しい思いもしました。結果は2試合やり1-1と1-3。相手の同学年の選手を引っ張り出せなかったのが何より悔しかったです。

他にはプロリーグを生で観戦し、その選手達と別日にスタジアムでボールを蹴らせて貰えたり、市の大会で優勝し皆で21枚ものピザを食べたり、毎晩伝統料理のフェジョンを食べたり、練習終わりに隣接してるプールで遊んだりと、ここには書ききれない程の経験をさせてもらいました。

短い期間でしたが、言語や生活設備、食生活も何もかもが違う、異文化に触れられる機会を作ってくださったヴェルディ相模原にはとても感謝しています。

ヴェルディ相模原ではボールを蹴る楽しさ、負けず嫌いな闘争心、仲間を思いやる気持ち、私生活の面では挨拶から始まり、周りの人への感謝の気持ちを持つ事の大切さなど、一般的な小学生・中学生では経験できないことを通じて、沢山の人生観を与えて頂き、この時期の私は親の教育以上に多くの事をここで学ばせてもらいました。

この5年間、特に濃い時間を過したジュニアユース時代の3年間があるからこそ今の自分が居ます。卒部以降の人生も何、か壁にぶつかる度にヴェルディ相模原時代のことを思い出してはあの時よりは楽勝だ、余裕だと思える精神力、自信が身につき、「自分」というものを確立できました。

後輩の皆さんにもぜひこのクラブで多くの事を吸収し、サッカー選手としても1人の人間としても、大きく成長してもらいたいと思います。

最後にこのようなプロジェクトに参加出来たことをとても光栄に思います。またユースに上がらず高校サッカーに進んだにも関わらず、ずっとこまめに連絡をくださり、自分の人生に寄り添ってくれるスタッフの皆様に、とても感謝しています。グランドでは激情的な本気の姿が強く印象に残るスタッフは、実はとても人想いでピッチ外に出るととても親身で優しいので、在団生にはスタッフを信じて自分の挑戦に没頭して欲しいと思います。

ヴェルディ相模原の今後の活躍、プロジェクトの成功を心から願っています。最後まで読んでいただきありがとうございました。