#6 内田楓太(15期・2014年卒業)ヴェルディ相模原とボク

 

小学3年生から高校3年生までの約9年間お世話になり、現在は帝京大学サッカー部で活動をしております内田楓太です。

兄の聡太がクラブに在籍していた為、その活動に顔を出していた頃から数えれば、自分の人生の大半をヴェルディ相模原で過ごしています。そんな私から拙い文章ではありますが、『ヴェルディ相模原とボク』というテーマでコラムを書かせて頂きました。是非お付き合い頂けたらと思います。

先にも書きましたが、私は兄の試合をよく観に行っていました。しかし試合を観ているだけではつまらなくて、いつもどこか1人で遊びに行っていました(笑)

当時の私は怖いもの知らずだったので、色々なところにズケズケと入り込んでいました。ベンチ外で試合を観ている先輩達の所に行って一緒に遊んだり、お喋りしたり、試合を応援している初対面の父母の方達に話しかけたり、そしてすぐに仲良くなっちゃったり、兄達が乗っている遠征のバスに隠れて乗り込んだり(笑)時には1人で遊びを考えて試合も見ないでずーっと遊んでいたりして過ごしていました。

 


 


なので、スクールに入団した時は、もうほとんどの人が自分の事を知っているというおかしな状態が出来上がっていました(笑)

スクールでは、当時とてもやんちゃ坊主が多くて、しかも皆負けず嫌いで、ミニゲームで負けるとコーンを蹴っ飛ばして悔しがる子もいたし、普通のミニゲームが削り合いになったりしていました。

それを見ているコーチも止めるわけではなく、「やられたらやり返せ。やられっぱなしで終わるなよ。」とよく言っていました。でも当時の私は泣き虫な末っ子というポテンシャルを持っていたのでやられても泣いているだけでした。しかし、5年生くらいになればやられても自然とやり返しにいったし、やりにきても負けないという気持ちに変わっていました。泣き虫が治ったのは確実にこの時の刺激的な日々のおかげだと思います。

そしてそんなスクールからジュニアユースにあがりました。当時は、東日本大震災の影響でナイター照明が使えなかった為、初めの数ヶ月は毎日フィジカルでした。

遊んで楽しくやっていたスクールとは違い、キツさも感じていましたが、あれだけキツくても私達の代はキツくない方だと言われるということは、先輩方はどれだけキツかったんだろうと考えるだけで...そんな話をよく仲間達としていました。

私達の代は全員中学2年生まで1つ上の学年と共に行動していました。ジュニアユースでも期待通りやんちゃ坊主が多く、紅白戦では、負けたらキツーイ走りが待ち構えていたので絶対に負けられない戦いが常に繰り広げられていました。フリーだと思ったら普通に後ろからタックルが飛んでくるし、右サイドの選手が左サイドまで来て削りにくるし、常に油断ができない環境で、皆負けず嫌いだったので大荒れでした。

上の学年とやってもやはり喧嘩になるくらい激しくぶつかり合って、勝ったら大喜び、負けたら地獄、常に刺激的な日々を送ることができました。

その日々のおかげで、だんだんと多少のファウルでは倒れなくなったし、それをかわしていなす技術が身に付いたり、この紅白戦はとても有意義な時間でした。今では削り合いになるくらい激しいゲームじゃないと楽しめません。

ユースに上がると体ができてきて、背も低く、弱い泣き虫な自分はもういませんでした。高3の頃になると誰と体をぶつけても負けなくなったし、大きく成長できたんだなと実感しました。

私はそんな当時の事を、卒業した後もチームメイトとよく集まり会話に花を咲かせて楽しんでいます。

私のどうしようもない幼馴染の不祥事で連帯責任で走ったり、私がボソッと言った文句が野口コーチに聞こえてしまい、こってり絞られたり、走りが嫌になった先輩が男子トイレに隠れると見つかるから女子トイレに隠れていたり、くだらないことだけど爆笑エピソードが盛り沢山の6年間を過ごさせていただきました。

そこから大学にあがり、当時の大学の監督からこう言われました。

「ヴェル相の選手って面白い選手が多いんだよね。」

この言葉に私は誇らしくもあったし、先輩方が築き上げてきたヴェル相のサッカー、プレイスタイルというものが特別なものなんだと強烈に感じました。

自分もやらないといけないと思ったし、やれるかなと不安にも思いましたが、カテゴリーもすぐ上にあげてもらえたので、自分ではよくわからないですが何か特別なものを感じ取って貰えたのかなと思います。こうした経験から、自分が先輩方のスタイルをちゃんと背負えていたんだという嬉しさと、未だ出会えていない先輩方も含めて色々な方が自分を守ってくれている様な不思議な感覚の2つを覚えました。そしてそれを後輩達へ繋げていく責任も、同時に感じました。

私は人生の大半をこのクラブで過ごし、色々なことを見て、感じ、学ぶことができました。

1対1、球際で絶対に負けない。

ドリブル、ワンツー。

メンタル!!

あげ出したらキリがないですが、闘うということはどうゆうことなのかを教えて貰いました。4兄弟の末っ子で泣き虫で甘ちゃんだった自分を大きく成長させることができました。

現在、大学でサッカーを続けていますが、間違いなくこの頃のおかげで今の自分があると思っています。

私にとってヴェルディ相模原は、記憶もないような幼い頃から深く関わってきた特別な場所です。

小さい頃に兄の試合を観に行っている時に遊んでた兄のチームメイトが有名人になっていたり、サッカー選手になっていたり、かつて一緒に北公園でボールを蹴っていたチームメイトが高校サッカー、大学サッカーで活躍していたり、サッカー以外のところで活躍していたり、そういうことを知るたびに刺激になるし『俺も頑張ろう』と思えます。

おそらく、最近のOBの方々の中で、こんなにも長くこのクラブと関わった人はいないんじゃないでしょうか(笑)だからこそヴェルディ相模原というクラブとのつながりを今1番感じれているのは私なんじゃないかと思っています。

このクラブで学んだこと、感じたこと、経験したこと、全てを残り数ヶ月の大学サッカー、その後の人生に活かしていきたいと思っていますし、必ず活きるはずだと思っています。

最後になりますが、現在、ヴェルディS.S.相模原に所属している子達は、全力で遊んで、全力で楽しんでほしいなと思います。

このクラブで過ごした日々は必ず今後の人生の財産になると思います。辛いこともあると思いますが、チームメイトと共に乗り越えていってほしいと思います!

人数が多かろうが少なかろうが、結局は自分次第です。

チームが勝てなくても、努力を続けていれば見てくれている人は必ずいます。そこで諦めて立ち止まるのか、進み続けるのかによって今後の人生が必ず変わってきます。今サッカーができていることの幸せを噛み締めて一生の宝物を作ってください!

今後の活躍を期待しています!