#9 大泉楽(15期・2014年卒業) 犯人は、私ですー

 

こんにちは、名前に特徴がある大泉楽です。

小学4年生でヴェルディ相模原に入団した自分は2017年にユースを卒団し、現在は群馬県にある上武大学サッカー部に所属しています。先に公開されている内田さんと川原田さんのコラムの文中にある罰走の原因を作ってしまった張本人です(笑)

そんな自分からクラブでの思い出と後輩達に伝えたい事を書きましたのでご覧頂ければと思います。

自分がヴェルディ相模原のスクールに入団した時は未だ、ただサッカーが好きなだけの子供でした。自分は他の少年団のチームに所属していなかったので、本気でヴェルディ相模原一筋でやっていました。

 

 


小学生の時はなにも考えず、ただ好きなサッカーをやりにきて満足して帰るだけでしたが、中学生になってからは今でもヤバかったと思うくらい大変でした。

それは自分が勉強や学校がとても嫌いで、その面で何回も土持さんや野口コーチに迷惑をかけてしまった事が一番の理由です。

土持さんはヤンチャだった自分の気持ちを理解してくれた上で、とにかく人間性とサッカーの事をいつも親身になって話してくれました。時々烈火の如く怒られましたが、それも自分のため、チームのためと、その瞬間はムカついても自然と心に残り、成長させてくれました。

他にはピッチの事とは全く関係ないのに、野口コーチが中学校にまで足を運んだり電話で自分のために学校の先生と自分の話をしてくれました。時には呼び出されたこともあったと聞きます。母親は連日自分の事を相談しにグランドに行き、次第に自分もそこに連れて行かれ、毎日のようにコーチ達と三者面談があると錯覚するくらいの時期がありました。その当時は言えませんでしたが、母親が自分に対して一所懸命諦めずに動き続けてくれた事が何より嬉しくて、本当に感謝しています。

中学2年生の頃には、自分のせいでチームメイトは勿論、いつも一緒に練習をしていた1学年上の先輩たちも全員巻き込んで、24時間テレビの様にいーっぱい皆で走る事になるという大事件もありました。

自分が今まで生きてきた中で一番やらかしたと思う出来事でした。しかしその時怒りながらも自分の事を見捨てず、寄り添って、その後も支えてくれたチームメイト達には、言葉では表せない想いがあります。自分の宝物です。

中学3年生の夏休みに入って喜んでいた時には、野口コーチから満面の笑みで悪魔のつぶやきが飛んできました。

『宿題を全部終わらせないと練習に入れないからね。』

それまでの2年間夏休みの宿題なんて1つもやったことありませんでした。はじめて味わう絶望でした。更には練習が終わってからチームの事務所で野口コーチに勉強を教わる野口塾というものまで出来あがり、問題集の山が机に現れました。

リスニングという、謎の呪文を聞きとるコーナーが一番楽しかったです(笑)その当時はストーカーか?と思うくらい野口コーチが自分の前に現れました。

しかし今思えば本当に心配してくれていたんだなと感謝しているし、少しずつ一緒に勉強する仲間も増え、絆も深まった様に思える良い思い出です。自分は間違いなく、周りの人達のおかげで今があると思います。

 

 



そんな自分ですがヴェルディ相模原でサッカーをするのが何より楽しくて大好きだったので、ユースに上がりたいって思いは最初から変わりませんでした。ユースに上がってからは、ヴェルディやレイソル等といったJの下部組織とガチンコで何度も試合ができて、負けはしましたがとても良い経験になりました。

ここで思ったのは、ずっとやってきた事が一番力を発揮出来る様になるのがユースだという事と、仲間達との理解が本当に深まりサッカーをより深く知れてユースになると今までやってきた事が全部つながって何をしても楽しくなるという事です。

 

自分は今大学でサッカーを続けていますが、ヴェルディ相模原で育ててもらった9年間を今でも思い出す時があります。それは土持さんが、とても自由にサッカーをやらせてくれていて、みんながとても楽しくサッカーをしていたからです。

大学サッカーは全然違って、戦術練習が多く、試合でもそのスタイルに合わせて試合をするという感じで、上手くなったあとにやるそうした事だから自分は成長や新鮮さを感じられますが、もし高校時代からそういう事が多かったとしたら、自分はサッカーを続けていなかったかもしれないし、上手くもなれなかったと思います。これが、外に出てあらためて感じたヴェルディ相模原の良さなので、今所属してる人やこれから入団する人も、伸び伸びとサッカーをして欲しいと思いますし、中学生は絶対にユースに残るべきです。

そしてヴェルディ相模原で教えてくれることは絶対に無駄ではないし、他のところへいくと教えてくれないことばかりです。自分は9年間ヴェルディ相模原一筋でサッカーをしてきたので、それは間違いないです。

今はコロナウイルスの影響でヴェルディ相模原の人たちも大変な思いをしていると思います。少しでも早くいつも通りの日常が戻ってくるようにOBの自分も願っています。

そしてOBの人はもちろん、そうでない人も少しでもこのプロジェクトに興味をもち協力してくれる人が1人でも増えることを心から願ってます。